2023 3/17 これが噂の『ハナキン』か。
今週も気がつけば週末。
お休みが終わるときは今週も乗り切れるかしら、と少し思うんですが、いざ始まるともう少しでお休み…という気持ちと、あっという間、という気持ちが同時にやってきます。
実はカレンダー通りというスケジュールを社会人になってから経験したことがありませんでした。
自分自身、心のどこかで若い内は少々無理が利くと思っていた節があって本当ならスケジュール固定であったらいいのな、みたいなことは心の深いところで思っていた気がします。
何故かはわかりませんが、それはもう叶わないと思っていた、『働き方』についてこだわる優先順位を変えてみたら、経済的な余裕はなかなか生まれませんが、今となっては不思議で優先順位を変えてみたことで精神的な快適度は増した気がします。
『当たり前になる』って納得できてないけどあきらめてしまう、みたいなこともあったのかも知れません。
価値観も様々、選択肢も多い今、少し前にあたり前だったことがどんどん変わっていきます。
働き方、生き方…自由に選べるということに何かを選ぶ時の迷いや、時代の中で大衆の価値観…常識の変化みたいなものへの適応…。
古い考え・価値観に縛られる生きづらさもあると思うんですが…自由に生きられることへに対しては迷いもついてきちゃう。
いつか伝統芸能をする一族に生まれ、生まれた時から家業を継ぐことになっていた方のお話で、決められたことをしなくてはならない重圧みたいなものもあるのではないか、という話を取材でされていた時、『生き方が決まっていたから迷うことがなくてよかったのかも知れないとも思う』ということをコメントされていたのが印象に残りました。
また若い頃には早く自由な大人になりたい、と思っていた子供の頃があり、大人になって学生時代に書いた『自由と責任』についての作文のことを考えた、ある程度の規則や規律のようなものがあって判断がしやすくなること…のようなことを書かれているタレントさんがいらっしゃったけ。
解る気がします。
自分に軸を持つということ、責任や覚悟を決めるということ…
性格やこれまでの経験もあるかもしれませんが…
有限な時間の中で進んで行くために決断力は必要になる…。
決断しない代わりに、起こったことを需要できて、誰かを責めない、ということができたら、そういう生き方でもいいのかも知れませんが、『決断力』がなくても、『起きたことを需要する力』は必要になります。
心をある程度大きく柔軟にもてることは、最初のステップかもしれない。
焦り過ぎてもよくないんです、生き急ぐと、たくさんこけるし、傷まみれになってしまうかも…。
もちろん、こけた経験やケガから学ぶこともあると思うけれど、傷まみれになってしまうのも、ケガして走れない間を不安に過ごすのも辛いことではある…。
走れなくても歩けるなら歩いて進んでもいいし…焦った時ほど、人生は長い、と捉えて考えてみるのも必要なことかも知れません。
今より若い時は、今頑張らなくちゃ、とか、今は頑張れは何とかなる、みたいなことを自分に言い聞かせつつ、なかなかいい頑張り方がわからなかったり、予定通りに事が進まなかったり、自分の頑張れること・得意なことや、頑張りたい気持ちと現実の頑張れるタイミング、色んなバランスをとるのがとても難しくなってしまいました。
気が付いたキッカケが何だかポジティブとは言えないことかもしれませんが、ここ最近はある程度年齢を重ねたことで、体力的にも無理を利かせられる限界が出てきたのか、『休まなければ長くは走れない』と休む時間をちゃんと計算できるようになってきたかも知れません。(笑)
特に日本の女性は環境やまだある社会の価値観的にもそうりやすいのかも知れませんが、歳を重ねることに消極的になりがちかも…。
でも、歳を重ねたことで、手放さなければならなくなったもの(上記の話だと『無理が利く体力』だったり)があったから、手に入れたもの(休息をとることの必要性や取り方について考えたり少しだけ上手になれたかも)みたいなこともあるわけで。
『失ったことではなく得たことに意識を向けてみよう』と。
得たものがあると思えない時ってとても苦しいかったりしますが、不意なことであ、あのときの経験があったから…と思えることもあることも経験しました。
辛くなったら、迷ったら、ゆっくりでいいし、確信して進まなくてもいいけれど、何か小さな気付きが出てくるかも知れないから歩いてみよう、くらいの感じで。
力み過ぎず。
そんなことを思った『ハナキン』でした。(笑)
多分、上司が『Z世代』と呼ぶような働き方も多様になった世代には、土日や休みの前の金曜の夜を『華の金曜日』なんて概念もなくなっていて、ユーチューバーか何かだと思うかも知れませんが、カレンダー通りという今や古いかも知れない価値観で働いてみて、その働き方の良さも感じられている今なのでした。(笑)